リハビリを行うには、相手とのコミュニケーションが大切です。私は集中力の必要な運動を行うとき以外は、極力相手と会話をするようにしています。
普段あまり喋る機会がない施設の利用者さんたちはとくに、口や舌を動かして声を出すことが少なくなっています。そして建物の中にずっといて、テレビや新聞などを見ない方達にとっては、今日の日付や曜日・季節などを、会話で情報を得ることが脳の刺激にも繋がります。
しかし、同じ人と毎回毎回会話をしていると、会話のネタがなくなってしまうことがあります。
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リハビリ中のおすすめ会話ネタ
今回は、私がリハビリ中に使うおすすめの会話ネタをご紹介したいと思います。
【おすすめ会話ネタ1】天候について
リハビリ中に最も会話で使いやすいネタは、天候についての話題です。
天候は天気・気温・湿度・風の有無・花粉の有無など、毎日微妙に変わりますし、毎回使える話題としても非常に使いやすいです。
など、会話の始まりのきっかけとして使いやすいです。ただこの話題から会話を広げるのには、向いていないかもしれません。
【おすすめ会話ネタ2】出身地について
出身地の話題は、おすすめの観光地や食べ物などを聞くことが出来ます。
生まれ育った地元が嫌いな方はそんなにいないので、出身地の話題を出すといっぱいお話してくれる方は非常に多いです。また様々な出身地の方がいるので、そこが知らない土地だとしたら勉強にもなります。
など、会話が続きやすいですし勉強にもなります。
【おすすめ会話ネタ3】家族について
子供や孫のことを聞いて嫌がる方はほとんどいません。やはり自分の子供や孫は、一番可愛いものです。
子供や孫の年齢や、男性か女性か、学生か社会人か、などたくさんのことを聞き出すことが出来ます。
独身の方であれば、ご両親や兄弟・姉妹のことについて尋ねてみるも良いと思います。
など、会話が続きやすいです。
【おすすめ会話ネタ4】趣味について
趣味についての話題は、話が広がりやすいです。高齢者の方の趣味では、編み物・洋裁・旅行・料理・歌・踊り・将棋・囲碁などが特に多い印象があります。
趣味はその人の好きなことなので、深く質問して聞いていっても嫌な気持ちになる方は少ないと思います。
など、会話が続きやすいです。
【おすすめ会話ネタ5】身体について
痛いところや凝っているところ、または日常生活で不便なところなどを尋ねます。この話題はリハビリの運動の目標に向けての情報収集にも繋がるので、とても大事な話題です。
など会話としても広がりますし、評価をする前の情報収集に繋がります。