運動

セラバンドの使い方は?

リハビリや自主トレーニングで使用する物品には様々な種類があります。

そのなかにセラバンドというものがあります。

病院などでも、セラバンドを使用してリハビリをおこなっている人をたまに見かけます。

セラバンドを使ったトレーニング方法はたくさんありますが、今回はトレーニング方法ではなく、セラバンドの基本的な使い方についてご紹介します。

セラバンドとは

セラバンドとは、伸縮性のある帯状の天然ゴムバンドです。セラバンドと似ているものでセラチューブがありますが、また別物になります。

セラバンドを使用して、筋トレやダイエットなどのリハビリやエクササイズが出来ます。

セラバンドの伸縮性には強度があり、色によって柔らかいものから固いものまであります。

固いバンドほど力が必要となるので、元気な上級者向きとなります。

セラバンドの色別強度

セラバンドの強度は、色別によって分けられています。

  • タン -2
  • イエロー -1
  • レッド 0
  • グリーン +1
  • ブルー +2
  • ブラック +3
  • シルバー +4
  • ゴールド +5

ゴールドになるほど伸縮性が強く固い素材になります。

高齢者の方のトレーニング開始時には強度が低い色から始め、徐々に強度を上げていったほうが良いです。

セラバンドの使い方

セラバンドは座位や立位でも使用することが出来ますが、大切なのは使用する際にまず姿勢を正しくすることを心掛けることです。

また鍛えたい部分の筋肉をしっかりと意識して行うと、より効果的です。

セラバンドの握り方

上肢などでセラバンドを握ってトレーニングを行う場合、ある程度の握力が必要になります。

しっかり握れていないと、手から外れたゴムが身体の何処かに当たってしまう可能性があります。

基本的には、手の平に沿わせてグルっと一周させて握ります。

握力が弱い方などは先端を結んで輪っかを作っておき、輪っかに手首を通してから握るようにします。

セラバンドの動かし方

どのトレーニング方法にも言えることなのですが、反動をつけて勢いよく動かすのは良くありません。

それはセラバンドを使う時も同じです。反動をつけて動かしてしまうと関節に良くないですし、トレーニング効果も薄れてしまいます。

セラバンドを動かすときは、基本的にはゆっくりと呼吸に合わせて一定のリズムで動かしていきます。

息を吐く時に力を入れてセラバンドを伸ばし、息を吸う時に力を抜きながら戻していきます。

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セラバンドを使うメリット

ここでは、セラバンドを使うメリットをご紹介したいと思います。

  • 持ち運びが簡単
  • 運動強度を変えやすい
  • 怪我をしにくい
  • 色々な部位に使える

セラバンドは色によって強度が異なるため、運動負荷を自分に合わせやすいです。また、二つ折りなど工夫をすれば、より強度を上げることが出来ます。

そして、重い機器を使用するわけではないので怪我をしにくく、持ち運びも簡単です。

セラバンド一つで、多様なトレーニングが出来るため、色々な部位に使えることもメリットです。

ABOUT ME
たろ
【資格】理学療法士(12年)、ホームヘルパー2級、福祉住環境コーディネーター2級、認知症ライフパートナー 【職歴】大手工場、急性期・回復期病院、デイサービス、特養、老健(非常勤)、訪問リハビリ(非常勤) 【講師実績】イオンにて介護予防の相談会、介護予防対象者向け体操講義、介護福祉士向けの介護講義

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