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高齢者に言われて心に残った3つの言葉

リハビリをする上で、相手とのコミュニケーションをとることは大切です。

とくに高齢者の方達は知識や経験が豊富であるため、お話をしていると非常に勉強になることが多くあります。

私もリハビリをしながら高齢者の方達とよくお話をさせて頂きますが、たまに言われる言葉が非常に心に残ることがあります。

今回は私が高齢者の方達に言われて心に残った言葉について、ご紹介したいと思います。

高齢者の方達に言われて心に残った言葉

高齢者の方達は人生の大先輩になります。厳しい環境を生き抜いて、色々な経験をされてきています。

そのような高齢者の方達とお話をしていると、非常にためになり勉強になることが多いです。

 

元気なときに色々挑戦しなさい

高齢者の方達とお話をしていて、よく聞くのが「若い元気なときに色々挑戦しておきなさい」という言葉です。

やりたいことがあっても、歳をとって足が弱くなってしまうと何も出来なくなってしまう。

旅行や自分の好きな趣味活動にもっと行っておけば良かったと、あとから後悔しないように元気なときに何でも挑戦しておかなければならないと思わされることが多いです。

高齢者の方達とお話をして、今やりたいことや行きたい所があるのであれば、例え忙しくて時間が無かったとしても挑戦することが大事だと思えるようになりました。

忙しいから何でも後回しにしていると、ずるずるいつの間にか歳をとってしまい時間が出来た頃には自由に動けない身体になっていたなんてことにならないように、今を大切にしなければいけないと思わされます。

 

1日の時間は長いけど1年は早い

高齢になるほど月日が過ぎるのが早く感じると言われています。「1日1日の時間は長く感じるが、いつの間にか1年経っていた」という言葉をよく聞きます。

月日を長く感じるためには、「新鮮さ」が大事であるとも言われています。子供の頃は全てが知らないことばかりで新鮮でしたが、高齢になると色々な経験を豊富にしてきているので新鮮に感じることが少なくなります。

施設などで毎日同じようなことの繰り返しをしていると、1日の時間は長いのですがいつのまにか1年経っていたということになりやすいのです。

そう考えると毎日同じようなリハビリだけでなく、少し違ったリハビリも取り入れていくのも大切だと感じることが出来ました。

 

今のうちに親孝行しなさい

高齢者の方達によく聞かれるのが、

「親と一緒にすんでるのか?」

「親に顔を見せてるのか?」

「親は何歳や?」

というような、親についての話です。

私が親と同居していないことを伝えると、必ず「親が元気なうちに顔を見せて、いっぱい親孝行をしておきなさい」というようなことを言われます。

親世代またはそれ以上の世代の方達に言われると、とても説得力があります。私もそうなのですが、親孝行しなければと思っていてもなかなか出来ていない人も多いのではないかと思います。

時間が無いからと後回しにしていると、いつの間にか親も歳をとってしまっており、「あの時もっと親孝行しておけば良かった」となってしまいがちです。そうならないように、今親と接する時間を大切にしていかなければと思わせてくれる言葉でした。

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おわりに

高齢の方達とお話をしていて本当に思うのは、「今現在を大切にしなければ」ということです。

時の流れは思っているよりも早いです。

自分自身も親も元気なうちに、出来ることは今しておかなければ、あとで後悔してしまうことになる可能性があります。

「今しか出来ないこと」

「今だからこそ出来ること」

をもう一度考えて、これからを行動していきたいところです。

ABOUT ME
たろ
【資格】理学療法士(12年)、ホームヘルパー2級、福祉住環境コーディネーター2級、認知症ライフパートナー 【職歴】大手工場、急性期・回復期病院、デイサービス、特養、老健(非常勤)、訪問リハビリ(非常勤) 【講師実績】イオンにて介護予防の相談会、介護予防対象者向け体操講義、介護福祉士向けの介護講義

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