医療知識

骨折の確認方法と分類は?

高齢になると骨粗鬆症などで骨が弱くなり、ちょっとしたことで骨折をしてしまいます。

また足腰の筋力が低下している高齢者は転倒しやすく、転倒をすれば骨折の可能性を考慮して対処していかなければなりません。

骨折しているのに判断を誤って、病院に連れて行くのが遅くなり重症化してしまったなんてことにならないように、骨折してるかどうかを確認することは大切です。

今回は、骨折の確認方法についてご紹介していきます。

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骨折とは

骨折した女性のイラスト

骨が壊れることを骨折と言います。したがって、ヒビも骨折ですし、骨の一部分が欠けたり、凹んだ場合も骨折です。

出典元:骨折|公益社団法人日本整形外科学会(https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/bone_fracture.html)

骨折とは骨が折れることだけを呼ぶのではなく、ヒビや陥没なども骨折と呼びます。

骨折をすると強い痛みや腫れを伴うことが多いです。

骨折の原因や折れ方にはいくつかの分類があります。

骨折の原因による分類

外傷骨折

骨になんらかの外力が加わり、損傷することを外傷骨折と言います。

  • 転倒
  • 転落
  • 事故 など

疲労骨折

骨の同じ箇所に何度も繰り返し外力が加わり、損傷することを疲労骨折と言います。

腰や下肢に起こる場合が多いです。

  • スポーツ
  • トレーニング など

病的骨折

なんらかの病気が原因で骨が弱くなり、ちょっとした外力や疲労により骨が損傷することを病的骨折と言います。

  • 骨粗鬆症
  • 骨肉腫
  • 骨腫瘍 など

 

骨折の折れ方による分類

完全骨折

骨が完全に折れている(離断している)状態のことを、完全骨折と言います。

不全骨折

骨が完全に折れていない(離断していない)状態のことを、不全骨折と言います。

骨にヒビが入っているときなども、この不全骨折に当てはまります。

単純骨折(閉鎖骨折)

皮膚が破れておらず骨折部が体外に出ていない骨折を、単純骨折(閉鎖骨折)と言います。

皮下骨折とも呼ばれています。

複雑骨折(開放骨折)

皮膚が破れて骨折部が体外に出てしまっている骨折を、複雑骨折(開放骨折)と言います。

感染症にもかかりやすく、単純骨折に比べ重症化しやすいです。

粉砕骨折

骨が単一ではなく複数に(細かく)離断した骨折のことを、粉砕骨折と言います。

骨粗鬆症や事故などで強い衝撃を受けた場合によく起こります。

圧迫骨折

骨が圧迫されて潰れた状態のことを、圧迫骨折と言います。

骨粗鬆症などで骨が弱くなった高齢者に多いのが脊椎圧迫骨折です。

剥離骨折

靭帯や腱が強く引っ張られその付着部の骨が剥がれる骨折を、剥離骨折と言います。

手や足首などに特に多い骨折です。

骨折の確認方法

骨折が疑われる場合には、確認するべき症状があります。骨折で下記の全ての症状が出るとは限りませんが、全ての症状が確認される場合には骨折を疑うことも大切です。

変形

骨折をしていれば変形を伴います。目で見てわかる程の変形が起こっていれば、まず骨折を疑っても良いと思います。

腫脹

骨折の症状には、腫脹も確認されます。腫脹だけでは、捻挫か区別がつきにくいので他の症状を合わせて確認していきます。

疼痛

骨折をすると強い痛みがあります。まれに痛みを伴わずにいつの間にか骨折していたなんてこともありますが、基本的には強い痛みがあります。

軋轢音

骨折をしていると、関節を動かしたときに折れた骨があたり、『ゴリゴリ』『コツコツ』などの軋轢音が聞こえる場合があります。

支持性

骨折により骨の支持性や可動性が低下し、体重をかけたり動かすことが出来なくなります。

まとめ

骨折の診断は、最終的にはレントゲン検査をしなければハッキリわかりません。

しかし早期に骨折の可能性を判断して病院へ受診するためにも、骨折が疑われる症状を把握しておきたいところです。

ABOUT ME
たろ
たろ
【資格】理学療法士(10年)、ホームヘルパー2級、福祉住環境コーディネーター2級、認知症ライフパートナー 【職歴】大手工場、急性期・回復期病院、デイサービス、特養、老健(非常勤)、訪問リハビリ(非常勤) 【講師実績】イオンにて介護予防の相談会、介護予防対象者向け体操講義、介護福祉士向けの介護講義

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