健康診断の検査項目には、色々な項目があります。
健康診断の項目は、企業や病院によって多少異なりますが大抵は下記のような検査を行います。
- 身長
- 体重
- BMI
- 血圧測定
- 視力検査
- 聴力検査
- 血液検査
- 胸部X線検査
- 心電図検査
- 尿検査 など
たくさんの項目がありますが、そのなかにBMIというものがあります。
BMIとは一体何なのでしょう。聞き慣れている人には理解出来ますが、そうでない人には何のことかわかりにくいものです。
今回は、BMIについてご紹介していきたいと思います。
BMIとは
BMIとはBody Mass Indexの略語で、体格指数(ボディ・マス指数)になります。
肥満や低体重の指標となるものです。
BMIは、身長と体重がわかれば数値を出すことが出来ます。
BMIの計算式
BMIは、身長と体重を知ったうえで計算式を使うことで簡単に求めることが出来ます。
体重(kg)÷{身長(m)の2乗}=BMI
身長は『cm』ではなく、『m』で当てはめます。
例えば身長165cm・体重60kgの場合ではどのような計算になるのか。見ていきましょう。
まず『cm』を『m』の単位になおします。
165cm=1.65m
あとは身長と体重を計算式に当てはめていくだけです。
60kg÷{1.65mの2乗}
上の計算式を解いていくと、BMIは『22』となります。(小数点以下は省いています)
BMIの標準値
BMIの標準値は22とされています。
BMIが22になるときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態であるとされています。25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、30を超えると高度な肥満としてより積極的な減量治療を要するものとされています。
出典元:BMI|厚生労働省(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-002.html)
また、基準値としてBMIが18.5未満の場合には低体重、25以上が肥満とされています。
・BMIの基準値
~18.5未満 低体重
18.5~25未満 普通
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)
肥満は1度~4度に分けられます。3度~4度は高度肥満とされ、病気へのリスクが高く、治療が必要なレベルとなります。
BMIの標準値から体重の求め方
BMIの標準値から、自分が維持しておくべき体重を求めることが出来ます。
{身長(m)の2乗}×BMI=体重(kg)
例えとして、身長165cmの人がBMI標準値の22を目指すには体重が何kgである必要があるのか見ていきましょう。身長と標準値の22を上の計算式に当てはめます。
1.65×1.65×22=59.895
小数点以下を四捨五入して60となります。
つまり身長165cmの人がBMI22を目指すには、体重が60kgである必要があります。
BMIから美容体重の求め方
BMIの標準値は22とされていますが、よりスリムで美容を意識した体型を目指すのであればBMIの20を目指せば良いとされています。
計算は、標準値から体重を求めるときと同様に行います。
例えとして165cmの人がBMIの20を目指す場合、
1.65×1.65×20=54.45(kg)
となります。
まとめ
BMIを知ることで、自分の肥満度がわかります。
身長や体重を知ったうえで、電卓などがあれば簡単に計算出来ます。
ただBMIはあくまでも指標なので、BMIの数値だけにとらわれないようにしましょう。