人の健康状態を検査する器具や機械は、たくさんあります。
そのなかでも自分たちで容易に測定できるものと、できないものがあります。
自分たちで容易に測定できるものとして、
- 体温計
- 血圧計
- 体重計 など
があります。そして、その他にはパルスオキシメーターというものがあります。
少し前ではコロナウィルスの重症度を判断できるとして、話題になっていた器具です。
今回はこのパルスオキシメーターについて、ご紹介していきたいと思います。
Contents
パルスオキシメーターとは
皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置です。赤い光の出る装置(プローブ)を指にはさむことで測定します。
出典元:パルスオキシメーターとはどのようなものですか?|日本呼吸器学会
パルスオキシメーターは飽和度を意味するsaturation(サチュレーション)から、『サーチ』とも呼ばれています。
パルスオキシメーターの値段
パルスオキシメーターは安いものは数千円、高いものは数万円と、様々です。
個人的にはあまり安すぎるものは信用度も低くなるので、おすすめしません。
SpO2とは
SpO2とは動脈血酸素飽和度のことを言い、saturation(飽和度)、percutaneous(経皮的)、oxygen(酸素)を意味しています。

SpO2が低いとどうなる?
SpO2が低いと全身への酸素供給不足となっているので、危険な状態と言えます。
SpO2の値があまりに低いと、酸素不足によって酸素と結合するヘモグロビンが少なくなって血液の赤色の鮮やかさが弱くなり、皮膚や粘膜が青紫色になるチアノーゼが現れることがあります。
出典元:SpO2|キャリタス看護
息苦しさなどの自覚症状を訴える方もいれば、自覚症状を感じない方や感じてもきちんと訴えれない方もいるので注意が必要です。
パルスオキシメーターはどんな人に使われる?
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)
- 気管支喘息
- 肺気腫
- 肺炎
- 心不全
- 狭心症 など
の呼吸器疾患や循環器疾患の方などにパルスオキシメーターをよく使用します。呼吸困難や生命の危機に関わる方には、必ず使用されています。
反対に何も疾患が無く、健常な方がパルスオキシメーターを使うことはほとんどありません。