医療知識

急性胃腸炎はしんどい!!

先日、急性胃腸炎にかかってしまいました。

結構前にも一度急性胃腸炎になったことはあったのですが、今回の胃腸炎は本当にしんどかったです。

この寒い時期に急な嘔吐や胃の苦しさを感じたら、まずは急性胃腸炎を疑いましょう。

胃腸炎になったら、どのような症状が出るのか、いつ治るのか、病院に行かなくても良いのか、など気になることがいっぱいあります。

今回は私が急性胃腸炎になった体験談をそのまま書いていきたいと思います。

急性胃腸炎とは

急性胃腸炎とは、その名前の通り胃や腸に炎症が起こることを言います。原因は様々ですが、ウィルス性や細菌性などがあります。

ウィルス性で代表的なのが、ノロウィルスやロタウィルスです。ノロウィルスなんかは少し前にテレビなどでもよく取り上げられていたので知っている方も多いと思います。最近ではコロナウィルスが増えすぎていて、ノロウィルスの存在が薄れているようにも思いますが、ノロウィルスも非常に怖いウィルスなので注意が必要です。

急性胃腸炎を発症すると、嘔吐、吐き気、発熱、悪寒、下痢、胃痛、腹痛、食欲不振など様々な症状が出てきます。

感染経路は

急性胃腸炎は周りの人にうつることがあります。特にウィルス性の胃腸炎は感染力が高く、うつりやすいので注意が必要です。

主な感染経路は、経口感染、接触感染、飛沫感染と言われています。手洗い、うがいは必須です。

私も恐らくリハビリを行ってる際に、発祥している方と接触してしまったのだと思います。感染対策が不十分であったと今となっては反省しています。

また、胃腸炎に感染した人の嘔吐物や便に触れた手で、他の物を触っているとそこにウィルスが付着してしまい、別の人がそこに触れて手洗いせずに食事を摂ることで感染するケースも非常に多いです。

感染予防に特に有効と言われているのが、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)です。アルコール消毒液などはウィルス性にはあまり効果が無いようです。

症状の経過は

急性胃腸炎は、どのような経過を辿るのか。もちろん人によって多少異なると思います。

一般的には、嘔吐から始まり、下痢へと移行していく経過を辿ることが多いようです。

しかし、下痢が続く時などはやはり他の人の経過も気になってしまいます。

ここでは私の急性胃腸炎の症状の経過を書いていきます。

私の体験談

私が急性胃腸炎になったのは、1月の寒い時期でした。

ある日仕事からの帰り道に、急に胃の不快感を感じました。その時はストレスか、昼食の何かであたったのかなくらいで考えていました。

どうせすぐ治るだろう。

と思い、胃の不快感を感じながらも、夕食を普通に摂取しました。

食後すぐに胃の辺りがさらに苦しくなり(締め付けられるような感覚)、動けなくなりました。横になって休んでいるのが一番楽だったので。

喋る余裕もなかったと思います。

そのさらに30分程後、急に吐き気がしたため、トイレで嘔吐。

その後も15分間隔くらいで2回嘔吐。

嘔吐して少しだけ楽になった気がしたので、「吐いたからこれでマシになるだろう」という考えでいました。

しかし、それが甘かったです。

嘔吐をしてから今度は無性に寒気がしてきたのです。暖房がついた部屋で炬燵に入っていても、寒くて寒くてたまりませんでした。

そのためお風呂に入って暖まりたいと思うようになり、お風呂に入ってしまいました。今考えれば、嘔吐後の入浴や、悪寒がする時の入浴は控えたほうが良いとわかるのですが、その時は身体を早く暖めたいのと自分がそこまで深刻ではないと思っていたのです。

結局お湯に浸かっていても、寒気はおさまりませんでした。寒かったせいか、いつもより長風呂になってしまい、入浴直後にまた吐き気があり嘔吐をしました。

嘔吐はこの時が最後で、その後は下痢へと移行していきます。

その日は早めに寝ることにして、暖房をつけて寝るのですがまたしても悪寒で、寒くて寒くてたまらない状態が朝方まで続きます。さらに強烈な下痢で、一時間おきにトイレにいくこととなり、ほぼ眠れない状態です。

翌日しんどさは少しマシになっていましたが、強烈な下痢は続行していました。体温は初日から36℃台で、熱はありませんでした。

結局強烈な下痢は3日程続きました。

3日間は喉の渇きと、身体の怠さ、下痢で大変でした。4日目以降は、下痢が少しずつ治ってきたのと同時に身体の怠さも消えていきました。

私の場合、病院に行かず薬も飲まなかったのですが、病院に行っていればもう少し早く治っていたかもしれません。

本当に下痢が大変だったので下痢止め薬を買おうか迷いましたが、調べてみると下痢でウィルスを全部出してしまったほうが良いから薬で止めないほうが良いと書いていたので、私は下痢止め薬を飲んでいません。

食事は

急性胃腸炎後の食事は、吐き気があったり、食欲が無い場合には無理に摂取する必要はありません。

その代わり嘔吐や下痢で脱水になってしまわないように、スポーツドリンクなどをしっかりと飲むようにしておきましょう。

吐き気がなくなり、食欲が出てくれば、はじめはお粥やうどんなど消化の良い物を食べて胃腸に負担の無いようにします。消化しにくい物や脂質が多いものなどは胃腸を刺激して、下痢が長引く可能性があります。

仕事や学校は休むべき

急性胃腸炎になった場合、仕事や学校はどうすべきか。

私の意見からすると、絶対に休んだほうが良いと思います。というかしんどくて行けないと思います。無理して行っても思うように身体が動かないと思います。

またウィルス性の場合、感染力が強くうつりやすいので、周りの人にも迷惑をかけてしまうため休むほうが良いでしょう。

本来なら3日間程度は休みたいところです。休みたくてもなかなか休めない環境の所も多いとは思いますが。

終わりに

急性胃腸炎は本当にしんどいです。インフルエンザのしんどさとはまた異なるしんどさです。

自分や周りの人を守るためにも、手洗いうがいマスクは最低限やっておきましょう。

ABOUT ME
たろ
【資格】理学療法士(12年)、ホームヘルパー2級、福祉住環境コーディネーター2級、認知症ライフパートナー 【職歴】大手工場、急性期・回復期病院、デイサービス、特養、老健(非常勤)、訪問リハビリ(非常勤) 【講師実績】イオンにて介護予防の相談会、介護予防対象者向け体操講義、介護福祉士向けの介護講義

にほんブログ村 健康ブログ セラピストへ
にほんブログ村


fc2ブログランキング