腹筋を鍛えるために使用する器具には様々な種類のものがあります。
どの器具が最も効果があるのかは、使用する本人によります。
結局のところ、楽して鍛えることは出来ません。運動をして多少なりともしんどい思いをしなければ簡単には鍛えることが出来ません。
今回は数ある腹筋の筋トレ器具の中でも、とくによく知られている『腹筋ローラー』の特徴や欠点についてご紹介していきます。
腹筋ローラーはみなさんも一度は見たり聞いたりしたことがあると思います。最近ではダイソーでも腹筋ローラーが売られています。
腹筋ローラーとは
まず腹筋ローラーとはどんなものか。
腹筋ローラーはアブローラーとも呼ばれています。
腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋といった腹筋を効果的に鍛える器具である。腹筋ローラーとも呼ばれる。腹筋以外にも脊柱起立筋、広背筋、上腕三頭筋、三角筋などの筋力向上にも効果がある。
ローラー(車輪)の両脇にグリップがついており、両手でグリップを握り、床に置いてローラーを滑らせて使用する。
出典元:アブローラー|『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2019年8月16日18:05
URL:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC
腹筋ローラーの基本的な使い方は、床に置いてグリップ部分を両手で持ち前方へ滑らしてから後方へ戻します。膝を床につけずに使用したり、膝をつけて使用することも出来ます。
腹筋ローラーを前方へ伸ばしきるには、かなりの筋力が必要となってきます。
腹筋ローラーの特徴
腹筋ローラーの良いところをまとめています。
効率よく鍛えられる
腹筋ローラーを使えば、腹筋群だけでなく脊柱起立筋・上腕三頭筋・三角筋などの筋肉も同時に鍛えることが出来ます。
実際私も使用していますが、筋肉痛は腹部だけでなく腕のほうまでなります。
上半身を効率良く鍛えたいのであれば単純に腹筋を行うよりも、腹筋ローラーを行えば一石二鳥です。
また、腹筋を何十回も行うよりも腹筋ローラーで数回筋トレ行うほうが筋肉痛になりやすかったりします。
何処でも使用出来る
腹筋ローラーの良いところは、何処でも使用することが出来るところです。
重量も軽いので持ち運びしやすく、他のトレーニング器具に比べてコンパクトなので簡易的に使用することが出来ます。
費用が安い
トレーニング器具には色々な種類がありますが、そのなかでも腹筋ローラーは比較的お求め易い値段となっております。
腹筋ローラーのメーカーやタイプにもよりますが、1000円で購入出来るものもあります。
腹筋ローラーの欠点
腹筋ローラーの欠点となるところをまとめています。
ある程度の筋力がないと使用出来ない
腹筋ローラーを扱うには、ある程度の筋力がないと使用出来ません。ですから高齢者の方など筋力が弱い人には向いていません。
一応両膝をついて腹筋ローラーを使用すれば、簡単にはなりますがそれでも結構筋力が必要となってきます。
膝が痛い
両膝を床について腹筋ローラーを使用する場合、固い床であれば膝が結構痛いです。
そのため、両膝をついて腹筋ローラーを使用するのであれば膝下にタオルやクッションなどを敷いておきたいところです。
メーカーによっては、腹筋ローラーを購入すると膝用マットがセットでついている場合があります。
腰痛になりやすい
腹筋ローラーでトレーニングをおこなっていると、腰痛を起こす場合があります。
腹筋ローラーを前方に伸ばしたときに背中が反り返ってしまったり、筋力が弱い状態でいきなり負荷の高い肢位でローラーを転がしていると特に腰痛が出やすくなってしまいます。
腹筋ローラーによっては、ストッパーがついてるものがあります。筋力が弱い方や背中の反り返りが強い方などは、ストッパーがついている腹筋ローラーを使用するのも良いと思います。
ストッパーがあれば、ローラーを前方に転がしていったときに途中で止めることが出来るので使用しやすいです。
初心者用の腹筋ローラーは
腹筋ローラーは、ある程度の筋力がないと使用するのが難しいです。
現在では腹筋ローラーには様々な種類が出ているので、体力に自信がない方は初心者用の腹筋ローラーを購入することをおすすめします。
初心者用の腹筋ローラーの特徴は、下記になります。
- 車輪が2つ以上である
- 車輪の幅が太い
- 車輪の直径が大きい
- ストッパーがついてる
- グリップが滑りにくい素材
- 膝用マットが付属されている
上記のような腹筋ローラーでなければ、負荷が高く難易度が上がるため、初心者には大変扱いづらいものとなります。